『事件・事故・災害などの暗いニュースを見ていると体調が悪くなってしまいます』
そんな話をする機会がありました。
- 昔はなんともなかったのに、ここ最近事件のニュースを見ていると体調が悪くなる
- ネットで事件・事故のニュースを見ていたらめまいがしてきた
- アンビ⚫️ー⚫️ボーや、世界⚫️天ニュース等で、事件・事故の再現VTRを見ていたら、突然具合が悪くなってきた
- 家庭の医学の番組を見てたら、気分が悪くなってチャンネルを変えた
それらは全て共感疲労といいます。
共感疲労とは
他人の苦しみ・悲しみを聞いたり見たりした時に、共感や同情等の感情移入をしすぎて、当事者でもないのに多くの精神的ストレスを抱えて苦しくなってしまうこと。
なぜこんな話をすることになったかと言うと、私自身が共感疲労に悩まされているからなのです。
前述した通り、昔は何ともなかったが、事件・事故・災害のニュースや報道を見ていると、最近では目眩がして、体調も悪くなってしまいます。例えそれが、再現VTRでも。
この症状は、共感力が極端に強い人に起こりやすいと言われています。
共感疲労を軽減するためには
一番早くて、最も効果的な方法としては、まずTVを消すこと。
とにかく、目から入ってくる暗い情報をシャットアウトしてください。
スマートフォンで、ニュースを開くのも、少しの間我慢してください。
音がなくて寂しいと言う人には、音楽を聴くことをお勧めします。特にラジオはオススメです。
可能であれば、外に出て散歩するもよし。ストレッチ等で体を動かすと気分も楽になります。
テレビを消して
スマートフォンの電源を切って
日常の音だけを聞いてボーッとする。
それだけでもラクになります。
車の音、人々の話し声、鳥のさえずり・・・日常の様々な音に耳を傾けてみてください。
人の話を聞くこと
人の話を聞いて、共感することは構いません。
むしろ相手にとっては良いことです。
しかし、共感疲労になりやすい人は、その先の感情移入までしてしまうので、話を聞く時は要注意です。
相手が『◯◯さんのこと嫌い』と言えば、会ったこともないのに自分まで、◯◯さんのことが嫌いになってしまうことがあります。
これも共感の一つです。
会ってもない人に嫌われる・・・。◯◯さんには、いい迷惑ですね。
話は逸れてしまいましたが・・・
暗いニュースを見て体調が悪くなる人は、ぜひ、『共感疲労』という言葉があることを覚えていてください。
そして、知らず知らずのうちに共感疲労を起こした時、その時は、テレビを消して、今いる場所で、日常の音だけに耳を傾けながらボーっとする。
これが普段から出来るようになれば、少しずつ改善されていきます。
『相手の立場になって考えてみましょう』と子供の頃から教わってきましたが、共感力が強いと自分で感じている人は、自分の心を『無』にして話を聞くことも一つの方法です。
『無』にして話を聞くと、冷たい人間だと思われるかもしれませんが、自分の心を守るためです。
少しずつ、無になるトレーニングをして行きましょう。