ヨコヤマカズオという男〜忘れられない思い出。精神的苦痛

以前2年半程勤めた会社に、ヨコヤマカズオ(以下、カズオ)と言う男がいました。

騎手の横山和生さんとは全くの別人なので、それだけは先に言っておきます。

カズオは独り身。40後半で、ずんぐりむっくりした体型。メガネをかけていた。

 

なぜ今、ここでカズオのことを書いているかというと、どうも書かないとリセットできないというか、忘れられない存在だから。

なんでいつも一緒なんだ!怒

カズオは、ある日、私を会議室に呼び出してキレ気味にこう言った。

『なんで朝も一緒、昼休みも一緒にコンビニに行く、帰りも一緒なの?』

そう、これは、当時私が同棲していた彼(現夫)と出社時間が一緒で、昼も一緒、帰りももちろん一緒だからなんで?という疑問。

意味がわからなかった。

同棲してることは皆知っていたし。

なんでカズオにキレられないといけないんだ。全く意味がわからない。しかも会議室に呼び出して。私だけ。

あだ名で呼ぶのやめなさい

ある時、私と彼が正面に座っていて、隣にカズオがいたときのこと。

私と彼が他の事務所の人を『ざきやまさん』って呼んでたら、突然カズオが

『さっきから「ざきやまさん、ざきやまさん」って、誰?名前があるんだからちゃんと名前で呼ばないといけないんじゃない?あだなで呼ぶのはおかしいよ』

今でも、はっきり覚えている。

あだ名ねぇ…。山崎さんだから、ざきやまさん。本人も認めてる。他の人も言ってるし、カズオも言ってただろ?

他の人のこともカズオは、あだ名で呼んでるだろ?

出力した図面をゴミ箱へ

建築系の仕事をしていたので、使う図面を複合機へ出力したとき、電話がかかってきて、その対応をしていた私。

電話が終わって複合機に行くと、出したはずの図面がなかった。

しかし、複合機は、履歴があるから出力したのは確かだと言うことはわかった。

誰かが間違って、持ってったかな?と思って、周りを見回して近くの人に聞いてみたら、女の子が一言

『さっき、カズオが複合機行ったあとに、ゴミ箱に何か捨ててましたよ』

は?と思って、ゴミ箱に行くと、私が出力した図面がそのまま捨ててある。

ゴミ箱に捨てているのを見てた女の子は、カズオが複合機で、履歴を見てる様子も見てて、私が出したことを確信した上でゴミ箱に捨ててるんだよ。

すごいよね、カズオ。ある意味尊敬する。

そんなヨコヤマカズオがいる会社を辞めて、私は大手に就職した。

『うちの会社を踏み台にして…』と嫌味を言われたが、踏み台にも何にもなんないよ!

どっちかというと、そこで働いてたことを隠したくらい。

朝まで仕事して、毎週土日も出勤して。

もちろんお金は出ない。

今は、ちゃんとした会社に就職した。

あの会社にいる人たちは、もう、その仕事しかできないから出ることもできなくなってて、ある意味かわいそうだけど、仕方ないよね。

居心地良いんだろうし。

抜け出せてよかった。

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